カメオの世界へようこそ
皆さまはカメオと聞いてどんなイメージを思い浮かべるでしょうか?

年配の女性が持つイメージ⁉️女性の横顔しかない⁉️
→それはもう違うかもしれません❗️
今は可愛らしいお花から動物モチーフまでさまざまなカメオがあります。
その中でもカジュアルに使えるペンダントやリングが特に人気です❗️

カメオの歴史
カメオの語源はラテン語で”浮き彫り”からきています。カメオは6000年前のメソポタミア文明から始まり、最初は王様の玉印(シグネットリング)や封印(シールリング)にインタリオ(沈み彫り)が使われていました。紀元前400年〜500年ころほぼ今のかたちになったと云われ、古代ローマ時代やルネッサンス時代にブームとなり今日も伝統ある人気の宝石彫刻であります。
カメオは昔、男性が持つお守りだった⁉️

写真がなかった時代、戦いに行く戦士たちが恋人や妻を彫刻してもらいお守りとして身につけていた。そのためカメオは女性の顔の彫刻が多いと言われています。時代によって用途も変化してきたカメオはあのナポレオンやイギリスのヴィクトリア女王にも愛されていました。
カメオの種類
ストーンやシェルが一般的だが象牙や珊瑚、木材や金属まで素材は様々あります。
○ストーンカメオはめのうが主体でトルマリンやトルコ石などがあります。
○シェルカメオは貝殻のサルドニクス、コルネリアン、コンキリアローザの3種類。近年ではタイガーシェル(別名ティグリス貝)も使用されるようになってきています。
今回はシェルカメオについてご紹介
シェルカメオのルーツは
船乗りが外国から持ち帰った美しい貝に魅せられた著名な彫刻家がその貝に彫刻を施したものと言われている。
○シェルカメオ素材の絶対条件
色のコントラストが明確な2層構造の貝であること!
-サルドニクス-
カリブ海にのみ棲息する貝で白と茶の見事なコントラストがあるのが特徴。最もカメオに適している素材とされている。
-コルネリアン-
地中海とアフリカ西海岸に棲息する貝でオレンジの濃淡のコントラストが特徴。貝の表面に模様があることから、模様部分とオレンジ色の濃淡を活かした3層彫りもある。
-コンキリアローザ-
カリブ海に棲息する希少性の高い貝で白とピンクのコントラストが特徴。この貝が育むコンクパール(巻き貝から採れる天然真珠)は有名!
-タイガーシェル-
東南アジアに棲息する貝で紫かかったまだら模様と白のコントラストが特徴。まだら模様が強く大きな図柄のカメオは彫刻はできないため、作家たちが今後素材をどう活かしていくのかが注目されています。
シェルカメオは彫刻刀(ブリーノ)による手彫りのため高い技術が必要になります!!!
シェルカメオの価値を決める要素
○素材(貝)が優れている!(例えばサルドニクスの場合は茶色のチョコレート色が濃い方が良い)
○卓越した技術で彫刻がされている!(ほっぺのふんわり感や厚み、髪一本一本までの繊細な動きがある彫刻など)
○絵画的な要素を持つ価値!(素材の持つ性質を見極め、創造力豊かに美術的に表現する才能。職人技のため価値が上がる?!同じ作家でも同じものを作ることができないのがカメオだ。)
カメオならではの楽しみ方
①ジュエリーとして身につける
②額に入れて飾って眺める
③カメオ彫刻作家の歴史、ルーツ(親子代々受け継がれたりなど)を知ると深面白い!

まさに芸術品と呼ばれる’カメオ’
いつまでも見ていたくなる’カメオ’
気品溢れる’カメオ’
さまざまなシーンであなたを美しく
そして楽しく魅了させてくれます!

いつも身につける宝石たちとは
一味違う芸術作品の本物のカメオたちに
触れにお店へ遊びにきませんか?!






