ダイヤモンドを選ぶポイント −カット編−

気品のダイヤ

こんにちは、ジュエリーバウレットのスタッフです。
ご質問の多いダイヤモンドについて、記事を書きたいと思います。
今回はシチュエーションで選ぶカットです。
多種多様なカットのあるダイヤモンドをお選びになるさいのご参考にして頂けましたら幸いです。

ダイヤモンドの輝きはファセット(カットによる平らな面)によって調節された
ブリリアンス(内部反射による輝き)」
シンチレーション(表面で起こる鏡面反射)」
ディスパレーション(ファイアとも呼ばれる光分散による7色の輝き)」
以上の3要素により引き出されます。
※この3要素についてのお話はまたの機会に‥!

ダイヤモンドといえばこのカット!
「ブリリアントカット」


※バウレット・ブライダルから

ダイヤモンドの輝きを最大限に発揮させる輝き、ブリリアントカット。
このカットが生まれたからこそ、ダイヤモンドが宝石の王座についたと言っても過言ではありません。
中に入った光が2回も中で反射し、再び出ていく反射鏡の役割をするカットになります。
強い輝きと、七色に見えるファイアによって華やかな雰囲気です。
婚約指輪の定番のカットでもあります。
遠目から見ても分かる輝きは一粒でも存在感がしっかりあるので、初めてのジュエリーでも人気のカットです。

フォーマルな場はもちろん、カラットにもよりますが上品なカジュアルに。
ダイヤといえばこれ!という基本的なカットなのでギフトとしてもおすすめです。

透明感を楽しむ四角いカット
「ステップカット」


※バウレット・ブライダルから。
右手のリングが四角いカット(ステップカット)のリング

「ステップカット」というとわかりにくいですが、エメラルドカットやスクエアカット、テーパードバケットカットなどの四角いカットのことです。ちなみにこの「ステップ」は「段」の意味です。ダイヤモンドの持つ透明感を発揮するカットになります。1910年~1930年のニューヨークやヨーロッパで流行した、
スッキリとしたモードな雰囲気のカットです。

ジュエリーの中では玄人向け。
ジュエリー市場ではブリリアントカットと比べると需要が少ないカットなので、
店によってはタイミングで上質なステップカットのダイヤモンドの取り扱いがないことも…。
控えめな優美さ、デザインによってはアールデコ、モード、
幾何学などつけるだけでオシャレ度の高いコーディネートに仕上がります。

 

艷やかな輝きで、近年復活の人気!
「ローズカット」

ダイヤモンドデザインリング 月の光
K18WG ローズカットダイヤモンド
0.330ct / 0.28ct ¥368,000 (税込み)

 

バウレットでも非常に人気なカットの一つ。
カット名でお問い合わせがあつのは、ほとんどこちらのローズカットくらいと言えます。
裏側は平ら、表はバラの蕾を思わせるドーム型。
ダイヤモンドが輝く3要素のうち、シンチレーション(水面を反射するような輝き)を生かしたカットです。
熱狂的なファンも多く、アンティークジュエリーやオークション市場でも高い人気を誇ります。

ダイヤモンドの輝きの特性として、
屋外よりも暗い場所のほうがディスパレーション(光分散による7色の輝き)が見えやすい。
ブリリアンス(内部反射による輝き)は遠目からでも分かりやすい。
以上が挙げられます。

なので照明が控えめな場所で、ギラついた印象を避けたいときは、
カラットの大きなダイヤモンドのブリリアントは避けてステップカットやローズカットを。

TPOや印象つけしたいイメージに合わせカットに着目をしてみるのも、
ダイヤモンドの楽しみのひとつです。

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