新人ジュエラーさんも必読!真珠マニアの基本のき

ジュエリーアドバイス
宝石店バウレットのスタッフです。
人魚の涙、クレオパトラが美を保つために酢に溶かして飲んだ、世界最古の宝石…などなど。
さまざまな物語がある「真珠」。
日本でも古来より大切にされていた真珠(パール)について、基本的な情報をご紹介いたします。

ピンクのベビーパールがたっぷりついたリングは、バウレットでも人気シリーズです

ベビーパールリング メレダイヤ クラシカルデザイン K18 アコヤ真珠 023840
160,000円 (税込)
https://item.rakuten.co.jp/baulettobijoux/023840/

【宝石の象徴と意味】

健康・無垢・長寿・富・純潔・円満・完成

真珠は好きな人と引き寄せあうといった意味合いを持ち、
大切な家族や友人などに対する愛情の象徴です。
結納で贈られることも多い真珠のネックレスは、
切れ目のない円を描く形から縁を結ぶともされ愛されています。

【真珠の生まれ方】
貝は柔らかい体を守るため、硬い貝殻で覆っています。
この貝殻を作る働きを持つのが『外套膜(がいとうまく)』という器官。

貝殻と体の間にある薄い膜のようなものです。
なにかのきっかけで外套膜が剥がれ、異物を包み込むような形で真珠袋ができるのです。
その真珠袋を覆うように、貝殻と同じものが作られ天然の真珠が誕生するのです。天然真珠が採れる確率はもちろん少ない上、綺麗な真ん丸の形が採れるなんてまさに奇跡と言えるでしょう。

真珠は天然真珠と養殖真珠の2種類があり、現在のほとんどの真珠が養殖です
(コンクパールという巻き貝から生まれるピンクのパールは天然が多いのですが、それはまた別の機会に…!)
天然真珠はまさに奇跡、貝の体内で作られるまさに偶然の産物なのです。

養殖真珠もたくさんの手間がかかっています。

真珠の養殖には2枚貝が使われます。養殖に使われているのはわすか6種類で、日本ではほとんどアコヤ貝が使われています。貝殻は内側がキレイな虹色になっているものを選び、雄雌に分け、人工交配により生まれ、その後、海で育成し真珠の元になる”核入れ”を行います。

大切に育てられた養殖真珠も養殖期間中に全体の半分の貝が死んでしまうことも…。
それ以外にも、真珠層がないものや、不良真珠が全体の約4分の1を占めているので、ジュエリーとして価値のあるものは全体のたった30%以下です。綺麗な真円形でピンク色のような色や輝きに優れているものは、ほんの5%と言われています。

 

○涙の象徴として葬儀で着用する唯一の宝石

真珠は「涙の象徴」とも言われています。
元々は、お悔やみの席ではジュエリーを着けないことが主流でしたが、現在のイギリスのエリザベス女王がチャーチル元首相の葬儀に参列した際に真珠を身につけていたことが始まりと言われています。
上流階級の婦人たちもそれに習ったのがきっかけとなり、お悔やみの席での真珠がポピュラーになったのです。
「涙の象徴」とされる真珠を身につけることは、故人や遺族への敬意の現れにもなると言えるでしょう。

日本での一般的なマナーとしてお悔やみの席で着用できる色は〈白・灰色・黒〉の3色。
なので真珠もマルチカラーやゴールデンカラーは避けた方が懸命です。
また、留め金などの地金部分もできれば目立たないホワイト系を選んだほうが控えめな印象に。
葬祭の際の真珠のネックレスは長さは40cmほどで、シンプルな一連のネックレス(2連、3連は悲しみが「度重なる」という意味に通じると思うかたもいらっしゃるので)が好まれています。

 

【本物と偽物の真珠の簡単な見分け方】

①本物の真珠は重い
②本物の真珠は真珠同士をこすり合わせるとザラザラする
③本物の真珠は一つ一つ同じものはない

真珠は親子代々でお買い求めくださる方も多くいらっしゃいます。

想いを受け継いでいくジュエリーにぴったりなのかもしれません。

ジュエリー・バウレットでは希少石やカットのご相談、またオーダーメイドも承っております。
もしお探しのジュエリーがございましたら、お気軽にご相談くださいませ!

ジュエリー・バウレットHP
麻布十番店・国分寺店・門前仲町 パスクア店

ピックアップ記事

関連記事一覧

ABOUT

大好きなものに囲まれる生活、大切なことや、楽しんでいることを書き残しています。毎日をほんのちょっと丁寧に。
ABOUT

最新記事