超希少なダイヤモンドのカット「ブリオレット」

2021.04.09

気品のダイヤ

こんにちは、ジュエリーバウレットのスタッフです。
今日は4月ということで、4月誕生石「ダイヤモンド」の「ブリオレットカット」についてご紹介いたします。

ブリオレットカットは涙型の宝石を数多くの小さなファセットで囲うようにカットしたもの。
歴史は古く、1476年頃、ベルギーのロドウィク・バークエムが考案したといわれ、
アンティークとしてヴィクトリアン時代から親しまれています。
アンティークのティアラや、ヴィクトリア朝、エドワード朝、アール・デコの時代からのエステートジュエリー
（代々伝わる宝飾品）などにも使用されていたカットです。

星と花、ブリオレットカットのダイヤモンド　180,000円 (税込)

カットについて
一般的なダイヤモンドのカット（ブリリアントカットなど）にある「テーブル、クラウン、パビリオン」などの区別はありません。非常に技術が必要となるカットの為、熟練職人でも一日に5個から10個を仕上げられるほど。
ファセット（宝石の表面に角度の違う多数の切子面）を見せるための特有のカット数のために、ブリオレット・カットは上から下へと順にカットを仕上げていく必要があります。ファセット数はおよそ84とされています。

ブリオレットカットダイヤモンドのピアス
K18WG 0.378ct アンティークデザイン 011690
230,000円（税込）

カットに使用されている石について

ブリオレットカットは、サファイヤや半貴石のカラーストーンに数多く見られますが、稀にダイヤモンドにも施されています。
高度な技術を要し、職人が手作業でカットを行う上に、ダイヤモンドの代表的なラウンドブリリアントカットの大きさと比較すると、何倍ものカラット数（重量）を必要としますので、とても希少で高価なものとなります。
そのため、市場に出回ることが少ないのです。

大変手間がかかる贅沢なカットですので、ブリオレットカットのダイヤモンド製品を見かけることはあまりないのではないかと思います。バウレットではあえて、ブリオレットカットのダイヤを使用したジュエリーのシリーズを提案いたしております。
ブリオレットカットのダイヤはうっとりする気品と美しさをもち、本当にいつまでも眺めていたくなるほどです。

中世に花開いたローズカット（詳しくはこちらの記事から）

ジュエリー・バウレットでは希少石やカットのご相談、またオーダーメイドも承っております。
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